ボリビアのカラナビ地域より、ペドロ・ロドリゲスさんが運営するラス・アラシータス農園の
ゲイシャ種のコーヒーをご紹介いたします。
本来、コーヒーチェリーの中にはふたつの種が向き合って入っていますが、稀にひとつしか
入っていないものがあり、丸い形に成長したものが「ピーベリー」と呼ばれています。
今回ご紹介するロットは、そのピーベリーのみを集めたロットです。
ラス・アラシータス農園は、2014年に設立され、標高約1,550-1,750mに位置し、面積は16haあります。
ボリビアでは元々、鉱山で働いていた人々が集団居住を行い、「コロニー」というコミュ二ティ
(村の様なもの)を作って生活しており、これらの人々に土地が与えられコーヒー栽培が伝わり、
ボリビアでのコーヒー栽培が盛んになりました。その多くは大変小規模で家族単位で農園を営んでいます。
このような歴史的背景があり、「管理、手入れをしてコーヒーを栽培する」というよりは
「コーヒーの実がなったから収穫しに行こう」という様な感覚の下、コーヒーを栽培しています。
そのため農家の方たちは原生林の中で何もせずにコーヒー栽培をしている所が多いため収量が落ち、
生産性が悪くなっています。
そのため、現在ボリビアではコーヒー栽培からコカ栽培に転じる生産者が多く、コーヒーの生産量が
激減しております。危機感を覚えたペドロさんは、自社農園の経営を始めました。
周りの自然環境に配慮しながらも農園の開拓を行い、剪定や施肥など、コーヒー栽培に必要な管理を
行っているペドロさんの農園はどれもコーヒーの木が生き生きとしており、ボリビアでは「奇跡」や
「魔法」の様に捉えられ、「ペドロさんのコーヒーの木は特別な木なのではないか」と
言われているそうです。フロリポンディオという農園名の由来は、農園の近くの街の名前からきています。
ボリビアのコーヒーの灯火を消すまいと自らが生産者となり立ち上がられたペドロさんの熱い想いが
込められた、フローラルで豊かな質感の素晴らしいコーヒーをぜひご賞味ください。
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国:ボリビア多民族国
地域:ラ・パス県 カラナビ
生産者:ペドロ・ロドリゲス・ペニャリエータ
農園:ラス・アラシータス
生産処理場:ブエナ・ビスタ
標高:1,550 - 1750 m
農園面積:16ha
品種:ゲイシャ
生産処理:ウォッシュト / 機械乾燥とアフリカンベッドでの乾燥
収穫時期:10月
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販売歴:
2018年9月10日〜
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