フロリポンディオ農園はサマイパタ地域で2番目の農園で、2017年初めて収穫を迎えました。
オーナーのペドロさんがフロリポンディオ農園を購入した時、農園内を探索したところ、約40種類の自然の
コーヒーが発見されました。
また、この土地の土壌は、同じ地域のエル・フエルテ農園とは異なるプロファイルを持っていたことが確認
されました。
オーナーのペドロさん達は新しいコーヒーを探していただけでなく、エル・フエルテ農園で直面する可能性
のある気候リスクを減らすため、フロリポンディオ峡谷は、試すのに素晴らしいエリアであるように見え、
また標高1700mだったのでよりたくさんのゲイシャ種を植えました。
この地域は熱帯低気圧があるとよく知られているだけあって湿度が高く、時折かなり寒くなります。
これが、50種類以上の植え付けを行った理由です。
それぞれのクロップについてもっと学びたい、また、この緯度と標高で、どれが最もよく成長し、最も良い
カップになるのかを理解したいことから、たくさんの木々を植えました。
作物を分けるために、当初の農園の目的であったレモンとマンダリンの木を保存していました。
フルーツは現地の市場に売られます。
ボリビアでは元々、鉱山で働いていた人々が集団居住を行い、「コロニー」というコミュ二ティ(村の様なもの)
を作って生活しており、これらの人々に土地が与えられコーヒー栽培が伝わり、ボリビアでのコーヒー栽培が盛ん
になりました。その多くは大変小規模で家族単位で農園を営んでいます。
このような歴史的背景があり、「管理、手入れをしてコーヒーを栽培する」というよりは「コーヒーの実がなった
から収穫しに行こう」という様な感覚の下、コーヒーを栽培しています。
そのため農家の方たちは原生林の中で何もせずにコーヒー栽培をしている所が多いため収量が落ち、生産性が悪く
なっています。
そのため、現在ボリビアではコーヒー栽培からコカ栽培に転じる生産者が多く、コーヒーの生産量が激減しております。
危機感を覚えたペドロさんは、自社農園の経営を始めました。
周りの自然環境に配慮しながらも農園の開拓を行い、剪定や施肥など、コーヒー栽培に必要な管理を行っている
ペドロさんの農園はどれもコーヒーの木が生き生きとしており、ボリビアでは「奇跡」や「魔法」の様に捉えられ、
「ペドロさんのコーヒーの木は特別な木なのではないか」と言われているそうです。
ボリビアのコーヒーの燈を消すまいと自らが生産者となり立ち上がられたペドロさんの熱い想いが込められた
素晴らしいコーヒーをぜひご賞味ください。
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国:ボリビア多民族国
地域:サンタ・クルス県 フロリダ サマイパタ
生産者:ペドロ・ロドリゲス・ペニャリエータ
農園:フロリポンディオ
標高: 1,710m
コーヒー栽培面積:27.8ha
品種:ゲイシャ
生産処理:ナチュラル / 機械乾燥、アフリカンベッド
収穫時期:9月
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販売歴:
2018.9.1〜
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