ボリビア・アグロ・タケシ・ゲイシャ焙煎!
アグロ・タケシ・ティピカがご好評のうちに終売し、
いよいよゲイシャの予約が始まりました。
通常でも、他のコーヒーとは一味違う印象のタケシです。
去年は50gパックでわずか15個というほんの少量でしたが、タケシ・ゲイシャの
ご紹介が叶いました。
今年は両店で50gパック35個、パセオ店ではプレスドリンク40杯限定でお楽しみいただけます。
さて、私、佐藤は。
これまでほんの少ししかないゲイシャをはじめ貴重なコーヒー豆の
焙煎を経験させていただく機会もございました。ですので、わたくし、焼きます!
任せてください!と心でつぶやいたのですが、このタケシは横井をはじめ、たくさんの方々の想いが
たっぷり詰まっているコーヒーですので、今回も横井焙煎にてお届けとなりました。
焙煎中テストスプーンで香りを取るのですが、
その途中の香りをかがせてもらいますと、すでに花!
そして挽いた香りも、花!まるでもう飲んだかのような甘い印象すらあります。
横井もかなり興奮しています。もちろん私佐藤も。(笑)
できあがったコーヒーはバラや香水、ジャスミンのような、優雅な香り。
トロピカルフルーツ、マスカットの風味。透明感がありつつ、奥行き、立体的な質感があります。
ハチミツやブラウンシュガーの甘さの余韻が、飲み終わってもしばらく続きます。
冷めてくると、爽やかさが白ワイン、芳醇さが赤ワインを思わせます。
チョコやシナモンの印象も出てきました。
ドリンク用は10日に焙煎を終え、エージングに入りました。
刻々とおいしさが育まれパセオ店での出番を静かに待ちます。
すっかり冷めてカッピンググラスの底に残った、
粉のうわずみ3滴くらいもまだ甘くて、「こんなコーヒーがあるとは…」
コメントを考えるよりも、単純にその美味しさに泣きそうなくらいでした。
映画だとか、音楽だとか、感動して涙が出る場面は誰もがありますが、
スペシャルティコーヒーの一粒一粒にも、そんなふうに心を動かす力があるんだと、
改めて感じました。
多くの方に体験していただけたら嬉しいです。
佐藤
2015.10.14
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