今回初めてホンジュラスのゲイシャ種をご紹介いたします。
しかもカップ・オブ・エクセレンス(COE)の1位のロットです。
ゲイシャはエチオピアが起源の野生種で、それが1960年に中米に持ち込まれました。
生産性が低かったこの種を植える農園は少なかったのですが、とある生産区画で
まるで花や香水のようなとても豊かな香りがするゲイシャが収穫されました。
以来、世界中のバイヤーから注目を集めると同時に、高値で取引されるようになり、
今では様々な国で生産されるようになりました。
そして、近年、COEにもゲイシャ種の出品が増えております。
横井珈琲ではパナマ、ボリビアに次いで3カ国目となるゲイシャのご紹介です。
さて、このエル・プエンテの落札額は、1ポンドあたり120.50ドルで、COE史上
最高落札価格が更新されました。
落札額の更新は、生産者の皆様にとって名誉なことであると同時に、更に高品質な
コーヒーを生産しようという原動力にもなっています。
そして我々消費者にとっても、より高品質なコーヒーを得ることができるという循環を
長年にわたり生み出しているのがCOEプログラムです。
マリサベルさんは、ホンジュラスの4世代続くコーヒー生産者の家族として生まれ、幼少期
よりお父様とともにコーヒー生産に携わってきました。現在はグアテマラ出身のご主人、
モイセスさんとともにエル・プエンテ農園でコーヒーの生産に従事しています。
エル・プエンテ農園は、お馴染みのカングアル村から車で2時間程のラ・パス県、チナクラに
位置しています。
エル・プエンテ農園では、同農園にとって一番よい生産処理方法は水洗処理であると理解しており、
水洗処理を行っています。現在力を入れているのは、同農園での生育に向き、かつ高品質でより価値
のある新たな品種の栽培です。
現在エル・プエンテ農園で栽培している品種の他に、新たに35品種を苗床で試験的に育てています。
ゲイシャ種の栽培は2006年に種を入手し、栽培を始めました。
マリサベルさんご夫妻は高品質コーヒーの生産に大変熱心で、どの品種が同農園での栽培に適して
いるのかを見極め、積極的に新たな品種の栽培に取り組んでいます。
この機会に2016年最高のホンジュラスコーヒーをぜひお楽しみください。
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国名:ホンジュラス共和国
地域:ラ・パス県 チナクラ
生産者:マリサベル・カバジェロ・ガルシア
農園:エル・プエンテ
標高:1,550m
農園面積:80ha
品種:ゲイシャ
生産処理:水洗式
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販売歴:
2017年6月28日
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