お馴染みのサマンバイア農園より、2015年ブラジル・カップ・オブ・エクセレンス
入賞ロットのご紹介です。
サマンバイアと言えば、カップ・オブ・エクセレンスのオークションに挑戦しはじめた
最初の頃で2001年に遡ります。
落札(13位)を機にお付き合いが始まり去年15年目の収穫を迎えました。
今回のサマンバイア農園のCOE入賞は、2001年以来、14年ぶりのことでした。
偶然にも品評会に参加し授賞式での再会は本当にうれしかったですし、オーナーの
カンブライアさんも本当にうれしそうでした。
重ねてきた信頼関係の厚さと時間が感動とよろこびをより大きなものにしてくれました。
入賞の発表は同じテーブルで聞いていました。
壇上から戻ってきたカンブライアさんはこう言いました。
「ヨコイサン ケンタロウサンニ メールシテ!」(笑)
本当によろこんでいたこと、そのことをすぐ共有したかったのでしょう、
そのお気持ちに胸が熱くなりました。
そして、その喜びは、入賞後のインタビ
ューにもありました。
「今年は雨が少なく、どうやっておいしいコーヒーを作ろうかと、とことん苦労
しただけに入賞できたことがとても嬉しい」ともおっしゃっていました。
カップ・オブ・エクセレンスは生産者と消費者を真っ直ぐに繋ぐ架け橋だからこそ、
この様な信頼関係が築かれ持続可能な関係性が実現できると実感します。
ブラジルのカップ・オブ・エクセレンスでは、ナチュラルプロセスに比べ、味のきれいさ
(クリーンカップ)の点数が高くなりやすいパルプトナチュラルプロセスの台頭により、
入賞ロットのほとんどがパルプトナチュラルプロセスとなっていました。
しかし、ブラジルでは多くのナチュラルプロセスロットが作られており、2012年より、
ナチュラルとパルプトナチュラルロットの品評会が別々に開催されるようになりました。
毎年皆様にご紹介しており、大変馴染みがあるサマンバイア農園の今回の入賞は、大変
嬉しいニュースとなりました。
同農園は、100年以上に渡りコーヒー栽培を行っている歴史ある農園です。
こちらの入賞ロットは、カチグア種です。カチグア種は、イエローカトゥアイとティモールの
ハイブリッド種との交配種で、カンブライアさんはこの品種に大きなポテンシャルを感じ、
2011年より栽培を開始しました。
サマンバイア農園のナチュラルは、すばらしい甘さがあるのはもちろん
ですが、他のナチュラルに比べ味のきれいさ(クリーンカップ)が特徴です。
カンブライアさんは、高品質コーヒーの生産に力を注いでおり、このクリーンカップは
カンブライアさんの取り組みの証です。
ぜひこの機会に、カンブライアさんのCOE入賞ロットをお楽しみ下さい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-
国名:ブラジル連邦共和国
地域:ミナス・ジェライス州,スル・デ・ミナス地域,サント・アントニオ・ド・アンパーロ
農園名:サマンバイア
生産者:エンリケ・ジアス・カンブライア
標高:950~ 1,200m
コーヒー栽培面積:540ha
品種:カチグア
生産処理:ナチュラル / パティオでの乾燥後、機械乾燥
収穫時期:6月~8月
+-+-+-+-+-+-+-+-+-
販売歴:2016年8月1日〜
記事はありません。