ロス・ノガレスは、2005年に初めて開催されたコロンビア・カップ・オブ・エクセレンス
の初代チャンピオンになった農園です。
色々な偶然が幾重にも重なるご縁が思い出されますが、大変悲しいことに2013年にオーナーの
リカウルテさんが強盗に襲われ亡くなられました。
カップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンにお会いしたオーナーがリカウルテさんがはじめてで、
念願かなってみんなでお宅にお邪魔させていただくことも出来ましたし、私たちにとっては本当に
本当に大切な生産者の一人です。想い出は語り尽くせません。
また、ロス・ノガレス農園の皆様との出会いが、コロンビアコーヒーの扉を開けてくれたと云っても
過言ではありません。
当時、奥様のスルデリーさんは農園に行くのが辛く、一時は農園を売却してしまおうとすら考えたそうです。
コーヒー農園を継続するのか売却してしまうのか、何度も家族会議が行われましたが、スルデリーさんと息子さん、
娘さんが農園を継ぎ、現在コーヒーの生産に従事されています。
リカウルテさんが亡き後、スルデリーさんは高品質コーヒーの生産に今まで以上にフォーカスすることを決めました。
そして、より水の使用量が少なく、環境へ与える影響が少ない水洗処理設備を新たに導入しました。
コーヒーの生産において日々向上したいと考えるスルデリーさんは、アドバイスを受けながら根気強くコーヒー生産に
取り組んでいます。
スルデリーさんはカウカ県のコーヒー農家に生まれ、お母様は毎週日曜日の朝コーヒーを焙煎し、召し上がっていたそうです。
◎はじめて訪問した時の様子や関係ブログ
2009.1.24
http://yokoicoffee.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/index.html#entry-61015005
2010.6.26
http://yokoicoffee.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/index.html#entry-63910109
2010.12.5
http://yokoicoffee.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/index.html#entry-61035861
このことはカップ・オブ・エクセレンスを運営するACE(Alliance for Coffee Excellence)が目指す、
落札のみに留まらない生産者とバイヤーの持続可能な関係です。
この関係こそ、生産者の暮らしの向上につながり品質向上への大きなカギなのです。
2017.1.26
▲故リカウルテさんと。
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国名:コロンビア共和国
地域:ウィラ県 ピッタリート エル・ディアマンテ
農園:ロス・ノガレス
生産者:スルデリー・アランゴ・デ・エルナンデス
標高:1,700m
農園面積:9.5ha
コーヒー栽培面積:約5ha
品種:カトゥーラ、カスティージョ
生産処理:水洗式 / 天日乾燥
収穫期:10月~12月
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販売歴:
2017年2月15日〜
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