この「シャパーダ農園」は「ソレダデ・デ・ミナス地区」という場所にあります。
「ソレダデ・デ・ミナス地区」は、皆さまにもお馴染みの
「カルモ・デ・ミナス地区」の近くに位置しています。
オーナーのマルクスさんはユニークな経歴の持ち主で、元々はプロサッカー選手として活躍されていました。
もちろん、コーヒー栽培の経験は全くなかったとのことです。
そんなマルクスさんですが、奥様のマリアさんとの結婚を機にコーヒーの栽培を始められました。
彼女のお父様が遺したコーヒー農園での新たな挑戦です。
まず、農学についてイチから学びコーヒーの生産を行ってきました。
20年前、コーヒーの品質のその評価に関することでショックを受けたそうです。
当時、品質の善し悪しの分け方は生産地(地区や地域)のみで行っており、
品質に対してのフィードバックもありませんでした。
マルクスさんはこの評価方法に対して、最初に疑問を投げかけた人のうちの一人であり、
その後、研究所やテイスターと一緒に改善の為の取り組み始めました。
また、カルモコーヒーズのジャックスさんの助けを受けながら、
栽培、収穫、生産処理を改善し、カッピングのフィードバックを重ね、品質を向上させてきました。
その他にも、農園で働くワーカーの方に倍の賃金を払うことで、
収穫するチェリーの品質が向上し、スペシャルティーコーヒーの生産量も増やすことができました。
不幸にも、2013年に奥様が不慮の事故で亡くなりました。
一時は農園を手放すことも考えたそうですが、失意の中、農園を継続することを決心し、
現在は、更なるコーヒーの品質向上をめざして取り組みを続けていらっしゃいます。
また、カルモ・デ・ミナス地区の恵まれない子供たちのサッカーチームのコーチとしても活躍しています。
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生産者:マルクス・カルバリョ
農園名:シャパーダ
地区:ミナス・ジェライス州 ソレダデ・デ・ミナス地区
生産処理:ナチュラル
標高:1,010〜1,180m
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販売歴:
2015年4月18日〜8月31日
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