サンタ・ルシア農園はブラジルの優良産地、カルモ・デ・ミナス地区にあり、
セルトングループに所属しています。
エルシオさんは、10代の頃からお母様のコーヒー栽培の手伝いをしており、1976年に奥様の
グリシアさんとの結婚を機にサンタ・ルシア農園のマネージャーとなりました。
その当時、ブラジルでのコーヒー栽培において品質について本当の意味で配慮することは
ありませんでした。また、ブラジルにおけるスペシャルティコーヒーの知識や技術、市場
もありませんでした。
エルシオさんは、1990年代にカルモ・デ・ミナス地域におけるコーヒーの品質を求め、
そして品質重視を推進していくための活動に参加しました。
この活動が後のAprocam(マンチケイラコーヒー生産者連合)設立の起源となっています。
また、エルシオさんは、カルモ・デ・ミナス地区のコーヒーを買い付ける際に大変お世話に
なっているカルモ・コーヒーズのオーナーである、ジャックスさんのお父様です。
品質推進のパイオニアであるこのグループは、この地域で生産されるコーヒーの真の品質とは何か、
最高品質のコーヒーをどの様にして大規模で生産することが可能なのかを知るために、専門家や
科学者とともに取り組みました。
コーヒーの専門家たちは、カルモ・デ・ミナスでパルプトナチュラルプロセスを行うことの
必要性を見つけだし、このことがコーヒーの生産における新たな品質レベルに達するための
鍵となりました。
エルシオさんは、この品質追求のために必要な設備を最初に設けた生産者で、現在では
カルモ・デ・ミナスにおいて大変ポピュラーな生産処理方法であるパルプトナチュラルプロセス
をいち早く取り入れた生産者のおひとりです。
エルシオさんが強く望んでいるのは、常にサンタ・ルシア農園の最高のコーヒーをお客様に
届けることです。
現在もエルシオさんの品質向上に対する取り組みは続いており、サンタ・ルシア農園で生産された
コーヒーの品質でお客様を驚かせるための新たな方法を見つけるために、大学や科学者のサポート
を求めたり、他のコーヒー生産地域や国を訪れています。
長年に渡り、カルモ・デ・ミナス地区において高品質コーヒーの生産を牽引されてきたエルシオさん
のコーヒーをこの機会にぜひお楽しみください。
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国名:ブラジル連邦共和国
地域:ミナス・ジェライス州,カルモ・デ・ミナス
農園:サンタ・ルシア
オーナー:エルシオ・カルネイロ・ピント
標高:900~1,250m
農園面積:740ha
品種:ナチュラル
生産処理:パルプトナチュラル
収穫時期:5月~9月
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販売歴:
2016年7月1日〜
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