カルモ・デ・ミナス地区の優良農園「イルマス・ペレイラ」のご紹介です。
イルマス・ペレイラ農園は、ペレイラ姉妹とそのご家族によって営まれている農園です。
ペレイラ姉妹はご両親が1971年より営んでいたセハード農園を譲り受けた際にふたりで農園を分けるのではなく、共同管理をしていくことに決めました。
そして、新たな団結の精神をもたらすために「イルマス・ペレイラ」と農園名を変えました。
現在ペレイラ姉妹とそのご家族は、最高品質のコーヒーを生産するため、新たな生産処理方法にも取り組んでいます。
今回ご紹介するこちらのロットは、「New Flavors®」と呼ばれる新たなプロジェクトの下、作られたコーヒーです。ニュー・フレーバーズ・プロジェクトは、2013年よりカルモ・デ・ミナス地区において、カルモ・コーヒーズと、この新しい取り組みに賛同する農園が参加し、行われているプロジェクトです。
イルマス・ペレイラはこのプロジェクトの中心的存在となり、様々な生産処理方法に取り組んでいる農園です。
カルモ・コーヒーズのオーナーである、ルイス・パウロさんとジャックスさんは、様々なコーヒー生産国を訪問し、コーヒーの生産方法を見て回りました。ブラジルにおいては非常に珍しい生産処理方法もあり、他国の技術やワーキングモデルについて学び、そこから得たアイディアを基にいくつかの実験をイルマス・ペレイラ農園にて行いました。
それが、ニュー・フレーバーズ・プロジェクトの始まりでした。
このプロジェクトは、従来の品種や伝統的な方法にとらわれず、新たなアイディアに基づく方法を取り入れ、栽培から生産処理に至るまでの取り組みです。
この取り組みにより、今までとは異なる個性のコーヒーが生まれたり、それ程大きな差が感じられなかったりと様々な発見がありました。固定概念や過去にとらわれず、柔軟に挑戦することで新たな可能性や異なる個性が生まれると信じ、行われているプロジェクトです。
イルマス農園のオーナーのおひとり、マリア・ヴァレリアさんは、ルイス・パウロさんのお母様です。
こちらのロットは、ブラジルの伝統的なナチュラルプロセスではほとんどみられる事がないアフリカンベッドを使用し、乾燥させたロットです。
一般的にアフリカンベッドでの乾燥は、天日乾燥だけでなく、下から風が入るため均一な乾燥となりやすく、また乾燥中のコーヒーが高温になり過ぎないと言われています。しかし、乾燥を均一にするための撹拌の作業がパティオでの乾燥に比べ大変であったりと、とても手間がかかります。
ぜひ、新たなプロジェクトの下作られた、イルマス・ペレイラ農園のナチュラルコーヒーをお楽しみください。
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国名:ブラジル連邦共和国
地域:ミナス・ジェライス州,カルモ・デ・ミナス
農園名:イルマス・ペレイラ(ペレイラ姉妹の意)
オーナー:マリア・ヴァレリア,マリア・ホジェリア姉妹とその家族
標高:1,075~1,229メートル
農園面積:250ha
品種:イエローブルボン
生産処理:ナチュラル / アフリカンベッドでの乾燥
収穫時期:5月~9月
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販売歴:
2016年6月20日〜
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