アグロ・タケシ農園は、標高5,850mのムルラタ山を一望できる世界でも有数の標高を誇るコーヒー農園です。
今回ご紹介するカトゥアイ種は、標高1,750~2,600mで栽培されています。
このヤナカチ村でコーヒー栽培をしているのは、アグロ・タケシ農園だけです。
タケシという農園の名前には現地の言葉で「人々を目覚めさせる」という意味があり、
ムルラタ山からタケシ渓谷へと続く、インカ時代から残る小道にちなんで名付けられました。
コーヒーのおいしさを決める要素はたくさんありますが、標高が高いことでフルーツのように
青実から赤実まで熟すのに時間がかかり、風味と甘さが豊かになると考えられています。
花から完熟の実になるまで、一般的には6~8ヶ月かかると言われていますが、
アグロ・タケシ農園では10~11ヶ月の時間がかかります。
農園のふかふかの有機層の土の中にはインカの遺跡の石が多くあり、この石が日中の日差しで温められ蓄熱し、
朝晩の厳しい寒さから木を守ります。このことがこのような高地でのコーヒー栽培を可能にしました。
また、アグロ・タケシ農園の特殊な農園環境では雨が降ったり止んだりする気候のため、一本の木の中にも
花が咲いているものや、青い実や赤く熟したものなど、様々な状態のコーヒーチェリーがあります。
木に負担をかけない様、熟したチェリーのみをその都度収穫し、アグロ・タケシ農園のこの特殊な地理的条件と、
完璧な作業の積み重ねがすばらしい甘さと酸味、豊かな風味や質感を持つコーヒーを生み出しています。
類い希な環境を生かし、ヤナカチ村でコーヒーの栽培をはじめようと決意し、この環境では標高が高すぎて
コーヒーの栽培は難しいと専門家に言われるも、このヤナカチ村の可能性を信じ、信念貫き今の
アグロ・タケシがあります。
この想いに呼応するかのように、ご愛飲いただいたたくさんのお客様の笑顔と感動が積み重ねられ、
アグロ・タケシの魅力がより増しているように感じます。
今年もお馴染みのアグロ・タケシ農園のご案内の季節が巡って参りました。
より多くのお客様にアグロ・タケシの素晴らしさをお愉しみいただきたいと思います。
深煎でのご紹介は初となります。
ぜひ、ご賞味ください!
国名:ボリビア多民族国
地域:ラ・パス県,南ユンガス地方, ヤナカチ村
農園名:アグロ・タケシ
オーナー:カルロス・イトゥラルデ,マリアナ・イトゥラルデ
標高:1,750~2,600m
農園面積:2,500ha
コーヒー栽培面積:45ha
品種:カトゥアイ
生産処理:水洗式 / アフリカンベッドで乾燥後、機械乾燥
収穫時期:3月~12月
販売歴:
2016年10月14日〜
記事はありません。