ニコラスさんは、1998年よりピッカー(コーヒーチェリーを収穫する人たちのこと)として働き始め、翌年には農園を購入しました。
2000年よりコーヒー栽培に取り組んでいます。2010年にはブラジルに移住をしましたが、その後ボリビアに帰国し、現在の農園にてコーヒー栽培に従事しています。
ソル・デ・ラ・マニャーナという15名程が所属する生産者グループに所属しており、この生産者グループは、アグリカフェにより農業指導が行われています。
アグリカフェは、農園や生産処理場をカラナビに所有し、私たちがボリビアのコーヒーを買い付ける際に大変お世話になっている輸出業者でもあります。
従来のボリビアでのコーヒー栽培の方法は、森の中にあるコーヒーの木をそのままにしておくことが多いのですが、森の中ですと湿度も高く、サビ病などの病気になりやすいということがあります。
しかし、ニコラスさんの農園は余分な木を切り、ある程度の間隔を保ってコーヒーの木が植えられており、ニコラスさんによってしっかりと管理されています。
そのため病気もなく、2015年9月の訪問時にはコーヒーの木が生き生きとしており、とても元気でした。
ニコラスさんは生産処理用の設備を所持しており、ご自身で生産処理を行っています。
こちらのロットは、手作業でパルピング(果肉除去)をし、丁寧に生産処理されたものです。
ニコラスさんは、安定的に高品質なコーヒーを生産したいと考えており、現在新しい農園を作り、今後は生産処理施設を新たに作る計画もあるそうです。
現在、ボリビアではコーヒー栽培からコカ栽培に転じる生産者が多く、コーヒーの生産量が激減しております。
そんな中、ニコラスさんの取り組みは嬉しいニュースです。
初めてご紹介するニコラスさんのコーヒーをぜひお楽しみください。
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国名:ボリビア多民族国
地域:ラ・パス県,カラナビ地区 サン・イグナシオ、チョニャパンパ (コロニー名)
生産者:ニコラス・コルケ
標高:1,450~1,550m
品種:ティピカ,カトゥーラ
生産処理:水洗式 / 機械乾燥
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2016年4月8日〜
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