コカーナ・ウォッシングステーションは、イルガチェフェの街から60km離れた美しい谷にあります。エチオピアのコーヒー生産者の多くは平均所有農地面積が2ヘクタールと大変小規模で、
「ステーション」と呼ばれる生産処理場に赤いチェリーのままのコーヒーを持ち込みます。
持ち込まれたチェリーは、果肉を除去する前に赤い実のみを選別します。収穫されたコーヒーチェリーは、パルパーという機械で種皮を剝き、粘液質(ムスラージ)を除去する為に、36時間〜48時間水につけて発酵させ、その後水で洗い乾燥をさせます。
湿ったペルガミーノは10〜12日かけてアフリカンベッドで11.5%の水分含有率に達するまで乾燥され、アジスアベバに搬送されるまで、コンディションを整えるために倉庫で保管されます。
今回皆様にご紹介するコーヒーは、コカーナ・ステーションに収められたこの地域に住む複数の
生産者の栽培したコーヒーです。
コーヒー発祥の地と云われるエチオピアであっても、現在の行政区と旧行政区との関係から、
どの地域で栽培され、生産処理されたものかを明確にするのが大変難しそうです。
従いまして、エチオピアコーヒーの多くは複数の品種、複数の生産者のチェリーを生産処理場
(ステーション)に持ち込むことから、様々な魅力を持ったコーヒーがたくさん存在すると云えると思います。
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生産処理場:コカーナ・ステーション
地域:南部諸民族州・ゲデオゾーン
地区:コカーナ
村:イルガチェフェ
標高:1,975m
生産者、ひとりあたりの平均所有農地面積:2ヘクタール
生産処理:ウォッシュト(水洗式)
品種:エチオピアの伝統的な野生種が複数混ざっている
シェードツリー:アカシア、イヌマキ
収穫時期:11月〜1月
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販売歴:2015年9月18日〜2016年4月17日
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