ブルンディの優良ウォッシングステーション「ムバンガ」より、ムニンヤ地区のロットを深煎りでご紹介いたします。
ブルンディのほとんどの生産者は大変小規模です。そのため、コーヒーチェリーを「ウォッシングステーション」と
呼ばれる生産処理場に持ち込み、ひとつのロットが作られます。
今回ご紹介するのはムバンガ・ウォッシングステーションから5kmほど離れた、標高1,820mに位置するムニンヤ地区の
170名の小規模生産者によって納められたコーヒーチェリーを、ムバンガ・ウォッシングステーションで生産処理したロットです。
同ステーションでは高品質コーヒーを生産するために収穫後コーヒーチェリーの丁寧な選別と生産処理を行っています。
2011年、丸山珈琲の丸山さんがその「プリスティージ・カップ」に参加されたことがご縁で、プレ開催時の
上位を占めたカヤンザ県のウォッシング・ステーションのロットの買付が叶いました。
そして、2012年、第1回目のCOEは、丸山さん、スギコーヒーロースティングの杉浦さんが参加され、
オークションではおかげさまで1位の「ブジンデ」の落札に成功しました。このご縁の裏側には、
次のようなドラマがありました。
ムパンガ・ウォッシングステーションのオーナー「ビラベレエさん」の従兄弟「ジニーンさん」が偶然同じ
飛行機でした。プリスティージ・カップで落札したMaruyamaという名前を覚えていて、 丸山さんに声をかけられた....
という、素敵なエピソードからはじまりました。
ジニーンさんは1987年にアメリカに留学、その後ブルンディで大虐殺が起き、叔父さんが殺され、ビラベレエさんとも
音信不通になりました。
その後、彼女はアメリカとヨーロッパで国際開発援助関連の仕事に関わり、 数年前に久し振りに
ブルンディに開発援助のプロジェクトで戻ってきたところ、 もう死んでいると思っていたビラベレエさんに再会でき、
ムパンガ・ウォッシングステーションのオーナーになって活躍している姿を見て、彼女は本当に誇りに思ったそうです。
今、彼女はアメリカのサンディエゴに住んでいますが、彼のことをとても応援しています。
ビラベレエさんは、英語が話せないので今回の訪問中、ずっと彼女が通訳してくれました。
(※以上、「スギコーヒーロースティング@マナブ社長のブログ」から多くの情報引用させていただきました。)
アフリカのコーヒーと云えばエチオピア、ケニアがとても有名です。
次いでカップ・オブ・エクセレンスの開催によりルワンダのコーヒーも広く知られるようになりました。
一方、このブルンディコーヒーの認知度はまだ高くはありませんが、品質の向上著しく、たくさんの可能性を秘めた
注目国のひとつです。2012年ブルンディではじめて開催されたカップ・オブ・エクセレンスがもたらした効果がとても
大きいと感じています。素晴らしいブルンディコーヒーをぜひご賞味ください。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
国名:ブルンディ共和国
生産者:複数の生産者(およそ170名)のチェリーによってロットが作られている。
生産処理場:ムパンガ・ウォッシングステーション
生産処理場オーナー:ビラベレエ・ジーン・クレイメント
地域:カヤンザ県 カブィエ ムニンヤ
品種:ブルボン
生産処理:フーリーウォッシュト(シングルファーメンテーション)/天日乾燥・アフリカンベッドでの乾燥
コーヒー栽培面積:17ヘクタール
標高:1,820m
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
販売歴:
2017年8月17日〜
記事はありません。