連続投稿の横井です。
本日はパセオ店をお休みいたしまして、スタッフとクリスマス関係の準備や
ブレンドの味合わせの調整など久しぶりに一日発寒本店で過ごしました。
コーヒーの味わいのコツ....
色々ありますが、新しいケーキやここ最近入荷の商品についてお話します。
開店当初より深煎り(深みコク)の商品は多い方ではなく、中煎りが多く、
「違いがわからない」「選べきれずに迷ってしまう」とおっしゃるお客様は
昔も今も少なくありません。
ご参考までに横井珈琲の「味わい」連想するキーワードをご説明いたします。
*ホームページにもございます*
◎中煎り:さわやか、華やか、フルーツ、お花、まろやか
◎中深煎り:まろやか
◎深煎り:深みやコク
何か数値で表せるとよいのですが、今のところそれも叶いません。
発寒本店でもパセオ店でも価格表やメニュー表には20種類を超える
中からですので、選びきれない方も多いかと思います。
そんな時はお好みの傾向などをスタッフにお申し付けくださいませ。
張り切っておすすめをご案内いたします。
さて、コーヒーの最大の魅力である「酸の質」は「香り」や「甘さ」が
支えています。質感も大切です。この話がはじまるとセミナーでも
長くなってしまい時間オーバーになってしまいますので今日のところは
目的に向かって「筆」を進めます。
19年コーヒー屋をやってきて言葉や活字で「味をお伝えする」難しさに変わりませんが、
ひとつわかったことがあります。
それは焼き菓子やケーキ、パンとのペアリングのチカラです。
それぞれがより一層おいしくそして、新しい魅力を発見できたり、潜在している魅力が
コーヒーやフードによって引き出されることです。
その体験を通して新しいコーヒー生活がはじまる可能性があることです。
今日は新しいケーキ「ルージュ」に合う「深み・コク」(深煎り)コーヒーの一部をご紹介します。
ルージュはホワイトチョコが飾られていて、フランボワーズの酸味が魅力です。
応用は大変人気があったカシスマロンです。ルワンダ・ルブンブやケニア・カマゴゴを
おすすめしましたが、共通点が明るくフルーツを思わせる「酸の質」にありました。
普段あまり明るい酸のあるコーヒーは飲まれないお客様からは「これなら大丈夫」と
多くご評価をいただきました。
ホワイトチョコの甘さとフランボワーズの酸味には意外にも深煎りも合います。
おすすめシングルオリジンでは、発売したばかりの、
「グアテマラ・エル・ロサリオ」
明るめの深煎りでフランボワーズの酸味との相性が魅力です。
しっかりした味わいでスパイシーな後味の
「インドネシア・アチェテンガ」
ふくよかな質感を愉しむなら「コロンビア・エル・セドロ」
ブレンドではパセオブレンドやカフェ・コパンが特におすすめです。
次回はシュトーレンとクリスマスブレンドのペアリングについて
お話しできればと思います。ではまた。
2015.10.25
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