連日、北海道らしからぬ猛暑が続いた札幌。
7月16日は久しぶりの激しい雨と雷でしたが、セミナー開始頃には、晴れ間も出てきました。
「カッピング」でブレンドコーヒーのヒミツを発見しよう!
今回は、「カフェ・コパン」を構成している4つのシングルオリジンと
ブレンド「カフェ・コパン」の合計5種類をカッピングしていただきました。
4つのシングルオリジンのうち、2つは販売中のコーヒーで
「ケニア・キウンユ」と「ブルンディ・ニャングゥエ」。
あとの2つはブレンド用の豆で、中煎りのホンジュラスと中深煎りのコロンビアです。
熱い時から冷めるまでをお味見いただいて、その結果。
ご参加いただいたお二人とも、「ケニア・キウンユ」と「ブルンディ・ニャングゥエ」が
とても印象に残ったようです!
やはり、シングルオリジンとして店頭に並ぶコーヒーは個性がしっかりとあります。
ブルンディ・ニャングゥエもケニア・キウンユも、中煎りで風味の良いコーヒーです。
粉の時から冷めるまで、花や紅茶の印象、華やかでベリーのような印象、
と、みなさんに特徴をとらえていただけました。
比べるとブレンド用のコーヒーは、少し印象が弱めというご意見。
そうなんです。ベースとなるコーヒーは、個性が強すぎずに味の土台として
しっかりと、いい仕事をしているのです。
どちらも、なくてはならないコーヒーです。
それぞれの味見を終えたところで、次はオリジナルブレンド「マイ・コパン」の作成!
カッピングした4つのシングルオリジンを、お好みの配合でブレンドします。
ブルンディが好き!という方はブルンディを多めに、、など
より自分好みの「コパン」を目指します。
通常は、大きな樽でブレンドしていますが、100gの豆を
カップ2つを使いシェイク!してブレンドしていただきました。
さてお味は?
ちょっとづつ個性の違いがありつつ、どちらも美味しくバランスも良く仕上がりました。
お持ち帰りいだたいたブレンド、お家でゆっくりとお楽しみいただけたら嬉しいです。
「この味を強めに出そう」と考えて多めに配合しても
ブレンドにすると思ったよりもおとなしめだったり、
組み合わせる豆の種類によっても味の出方が変わってきます。
ブレンドを分解して味わうとそれぞれの豆の違いがはっきりしますが、ブレンドになると
様々な個性が融合して、「カフェ・コパン」というひとつの味わいができあがります。
ちなみに「コパン」とは「親しい仲間」という意味のフランス語です。
カッピングという方法をとおしてブレンドコーヒーのヒミツなど
カッピングを初めてされた方、日頃されている方、それぞれに新しい発見をしていただけました。
マイ・コパン作りもお楽しみいただけて良かったです!
今回も「風味の表現」が難しい、というお声が多かったです。
スミレの香りって、どんな時?などなど。
たくさんカッピングしていくうちに、だんだん「これだ〜」と、発見ができます。
そのうち果物を食べた時に「ケニア・キウンユだ」と逆にコーヒーをキャッチしてしまいます。
今後はさらにカッピングを掘り下げたり、様々なコーヒーで楽しい企画などもご提案していけたらと思います。
毎日のコーヒータイムが美味しく、ハッピーになりますように。
ご参加いただきました皆様 本当にありがとうございました。
またのご参加をお待ちしております。
2017.7.19 スタッフ佐藤
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